五稜郭へ夢紀行
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五稜郭公園

五稜郭公園は1914年に公園として一般開放されて以後、多くの函館市民や観光客が訪れ、利用するようになりました。「五稜郭」「五稜郭公園」と呼び、慣れ親しんでいますが、建築当時は「亀田役所土塁」が正式名称です。湿地帯で水はけが悪く、ネコヤナギが多い土地に建てられ、「柳野城」とも呼ばれていました。五稜郭を取り囲む堀には、鯉や亀など多数の生き物が生息し、土手には桜やつつじが植えられています。土手や広場には多くの人が集まり、休憩したり、ジョギングやウォーキングを楽しんだりしています。国の「特別史跡 五稜郭跡」として指定されているほかに、「五稜郭と箱館戦争の遺構」として北海道遺産にも選ばれています。

五稜郭公園の特徴

函館市民に長く親しまれてきた五稜郭公園は、名前の通り五角形の星形をした公園で、広さは約25㎡あります。1866年に徳川幕府が築いた五稜郭は、西洋式築城様式による日本で初めての城砦でした。ペリー来航による箱館開港の後に築かれ、戊辰戦争の最後の舞台となった場所です。当時は20数棟の建物が建てられていましたが、一部は戦火で消失し、1871年には新政府によりほとんど解体されてしまい、石垣や赤松などに面影を残すだけになりました。歴史史跡としての五稜郭の姿は理解されにくいことから、函館市は2006年から【箱館奉行所】の復元工事を進め、2010年7月に完成し公開しました。

公園の位置と交通

五稜郭公園は約25㎡あり、広い敷地を有しています。公園の入り口は正門からと裏門からの2ヶ所あります。開門時間は、4月から10月までの期間が午前5時から午後6時まで、11月から3月までの期間が午前5時から午後7時までの使用となっています。

五稜郭への交通

公園の正面入り口の横に五稜郭タワーが建っていて、遠くからでもはっきりと見えます。観光で訪れた方は、5~6分間隔で運行している路面電車を利用するのが便利です。「五稜郭公園前」で下車し、15分くらい歩いて、五稜郭公園入り口に着きます。路線バスを使い慣れている方なら、「五稜郭公園入口」か「警察署前」で下りると公園入口に近いでしょう。観光バスに乗るといくつかの観光名所のひとつとして訪れることもできます。函館駅前から出発する場合には、五稜郭タワーまで直行する「五稜郭タワーシャトルバス」を利用することもできます。ただ、自家用車で訪れる場合は、近くには駐車場が少ないため有料駐車場を利用することになります。

五稜郭の周辺

函館市民の憩いの場でもあり、重要な観光施設でもある五稜郭公園は、同時に重要な歴史的遺産でもあり、函館と北海道さらに日本の歴史を物語っています。五稜郭公園の周辺は、五稜郭タワーを始め、美術館・芸術ホール・中央図書館が集まり、函館の文化や歴史を知ることができ、多くの方に利用されています。以前は函館市立博物館五稜郭分館が五稜郭公園内にありましたが、【箱館奉行所】の復元に伴って、分館は廃止され所蔵資料の一部は箱館奉行所内に、他の所蔵品は函館公園内の函館市立博物館本館に移されています。

五稜郭公園の利用

五稜郭公園には、一般利用者のため休憩所やトイレを用意しています。身体の不自由な方のためのトイレも用意しています。公園自体は誰でも無料で利用することができます。

函館以外の五稜郭

通常、五稜郭といえば函館の五稜郭を指しますが、長野県佐久市にある龍岡城も同様の形の城郭跡です。やはり幕末の動乱期に着工されましたが、完成しないまま明治維新を迎え、1871年に廃城となり、現在は小学校が建っています。「龍岡五稜郭」あるいは「桔梗城」とも呼ばれ、国指定の史跡となっています。